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離婚と慰謝料

以前のブログと同じような気もするが、ゴールデンウイーク中であるし、コメントしようかと(^^;)

上原さくら、離婚成立 「女性自身」報じる

記事によると、双方の弁護士が話し合い、慰謝料なしでの離婚が成立したとのことである。
実際、離婚の相談を受けると、「慰謝料が取れるか?」という質問は多いが、実際に慰謝料が取れるケースはあまりない。
なぜなら世の中の離婚の原因のほとんどは、客観的には夫婦双方にあることが多く、明確に一方が悪いというケース、例えば、不倫とか一方的な暴力などがないかぎり、もっぱら一方が他方を「慰謝」しなければならないわけではないからだ。
むしろ、実務的には、本当は一方的に悪くなくても、より離婚を希望する方が他方に対して「慰謝料」という名目で支払うことはあるが、その実体は「手切れ金」である。
また、夫婦で築き上げた財産が一方だけの名義になっている場合には、財産分与として一方が他方にお金を支払うことになる。もちろんこれはどちらが離婚の責任あるかにかかわりなく生じる。

ところで、記事の件だが、おそらく客観的には離婚の原因は「どっちもどっち」だったのだろう。また結婚期間も短く、また夫婦ともに仕事をしていただろうから、夫婦で築き上げた財産などなかったことから、金銭的なやりとりにはならなかったのではないか。
それでも、夫婦で離婚をするとなったら、お互いに対して言いたいことを言い合うのがこじれ、調停という公の場に持ち込まれることは、よくあることではある。

最終的には、どちらも離婚したかったのだから、収まるべきところへ収まるのではあるが。

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