令和6年度の景品表示法務検定を受験したところ、92点で
「アドバンスコース」で合格した。
景品表示法務検定 https://www.jfftc.org/index.html#kentei
景品表示法務検定は、消費者庁の後援を得て、一般社団法人 全国公正取引協議会連合会(Federation of Fair Trade Conferences)主催で実施している検定試験である。
試験形式はCBT(Computer Based Testing)と言う方式だそうで、私も初めてこのような方式の試験を受けた。
これは、コンピューターのディスプレイに問題が表示され、マウスやキーボードを使って選択肢を選んだり、答えを入力したりして解答するものである。
あらかじめ設定された会場に行ってそこに備え付けられたパソコンから受験する。試験に臨むに当たり身分証明書を提示して、余計なものは持ち込めない。
試験自体は受験可能な一定の期間(日時ではない!)と場所が決めれており、受験者はあらかじめ指定した日時に会場へ行って受験することになる。会場に設置されたパソコンで受験をすることからカンニング等の不正行為が困難であることがメリットとされている。
cf.「CBT試験」「CBT方式」とは?(https://cbt.odyssey-com.co.jp/solution/)
さて、この試験の合格者は「事業者が講ずべき景品類の提供及び表示の管理上の措置についての指針(平成26年11月14日内閣府告示)」に規定された「表示等管理担当者」とされる。
この資格を有する者を広告企画や法務等の担当者に配置・活用し、景品表示法違反行為の未然防止を徹底していただくことを期待するとされている。
令和6年度の試験は受験者数420人に対して合格者数は241人、
うち70点以上のベーシックが133人
80点以上のスタンダードが83人
90点以上のアドバンスが25人
と言うことだ。
景品表示法務検定の結果概要
https://www.jfftc.org/kentei/kentei_kekka.html
どうやら、私は25人の合格者のうちの一人であったようである。
この試験を受けようと思ったのは、最近の広告問題に関心を持ったことによる。
最近の消費者問題としては、主に通信販売などのトラブルがあるが,その原因の一つにインターネット上の広告が不動表示や誇大な表現などによることがある。確かに主にインターネットの広告を見ていると、景品表示法で規制される優良誤認表示や有利誤認表示に当たるケースが多々見られ、有名企業でもその違反に問われ、多額の課徴金を命令されていることも少なくない。
適正な広告・表示は消費者にとってよい商品を見分けるために役立つだけでなく、よい商品を販売する企業にとっても留意すべき事項と思われる。景品表示法務検定は企業内での広告企画などに携わる人材に資するものである。もちろん、専門職が今後企業にアドバイスするためにこの資格を取っておくことは有用であろう。
私も、この資格の取得したものとして、景品表示法について消費者のみならず、企業の広告戦略に際してアドバイスできるようお役に立てるものと考えている。
(受験を考えている方への参考ホームページなど)
HiraQサンのホームページが参考になる。
「【激ムズ?】景品表示法無検定に勉強期間2ヶ月で挑んだ結果(2023年度)
https://writehack.site/category-column-klawtest-2023/