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裁判所書類の偽造容疑で弁護士逮捕・・・
ちょっと遅いかもしれないが、気になったので・・・
弁護士を逮捕=裁判所書類の偽造容疑―大阪地検
・・・依頼された破産申立をしていなかったのに、免責決定書(個人の場合通常破産手続が終了したことを意味する)を偽造した容疑だ
そうである。確かに、依頼された破産申立がなかなか進まない案件はある。
こういってはなんだが、破産するような人の中にはルーズな人がいる。
指示した書類をなかなかそろえてこなかったり、場合によっては連絡自体がきわめてとりにくい人がいて、申立準備がすすまないことがある。
そう言う経験は私もいくつもしている。
ただ、この件はそう言うことではなく、依頼されたのに手続のための準備をしていなかったのだろう。これは明らかに弁護士の責任である。
もちろんいい訳はできないが、人間である以上忘れたり、さぼっていたりすることも、実際には、ある。
こういう場合は、正直にさぼっていたことを認めて依頼者に謝るしかないのだが、変にごまかそうとすると、更に依頼者から不信感を抱かれ、
事態を悪化させてしまうことになる。
その結果、こういった書類の偽造などをしてしまうと言うことになってしまったのだろう。
ばれることは明らかなのに・・・。
弁護士が増えると、必然的にその資質に疑問が生じる人も増えると言うことである。
また、経済的に困窮する弁護士が能力以上の仕事を引き受けて、のっぴきならない状態に陥ることも増えてくるのかも知れない。
本件の弁護士は私は知らないが、キャリア的にもそこそこ中堅のようであるのに、こういった事件を起こすのだ。
残念だが、こういった事態に陥らないように自戒を込めて、ブログであえて紹介することとした。