世間を騒がせている(と思われる?)離婚事件に関して、
夫婦のどちらにより責任があるのかを分析する、第2弾である。(^^;)
以下の文章は、専ら筆者の主観と印象に基づくものであり、無責任に論じているに過ぎない。
したがって、これを不快に思われる方、反論あるいは抗議に対しては、いつでも謝ります。m(__)m
さて、今回は、表題のように、
黒田哲史(西武ライオンズ2軍コーチ)vs新山千春(タレント)
についてである。
新山千春、離婚理由を告白「お金じゃない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150119-00000329-oric-ent
まず、経済的問題ではないと新山が主張する以上、この点は考慮に入れない。
・・・そもそも、タレントと2軍コーチではメディアへの露出度に差があり、その言い分を聞ける機会が専ら新山に偏ることを割り引いて考慮する必要はある。
記事によると、どうやら新山は夫婦間のコミュニケーションを大事にしたいタイプだ。
これに対し、黒田氏は生活パターンとして、家では(専ら寝ることで)一人の世界に入りたいタイプだったようである。
要するに、
「夫婦で一緒に過ごす時間に対する認識の違い」
が存在するわけである。
こういう認識の違いは,何らかの方策(多くの場合は専ら話し合うことになるのだろう)で解消していく必要がある。
ところが、お互いの時間共有が「会話」というかたちで出来ないと、専ら一方に我慢を強いることになり、それが臨界点に達すると、修復不可能な状態へと至ることになる。
「亭主元気で留守がよい」は、
仕事にでて構ってくれない夫に対する妻側からのあきらめでもあり、従来はそれで調和を取っている夫婦も多かっただろうが、
女性の社会進出もあって、
働く妻のご機嫌を取ることも夫の務めの一つだ
というのが時代の要請であろう。
もっとも、一方で仕事で疲れて帰ってくる夫のための配慮が妻の側にも必要との考え方もあるだろう(私自身はこういう考え方に一定の共感をもつのだが)が、タレントという自分が脚光を浴びる仕事を続けている妻が「夫の生活パターンを尊重する」という考え方になじむのは難しいではないか。
そうだとすれば、この夫婦の場合は、妻の生活パターンに夫がある程度合わせることが必要だったのかも知れない。
黒田氏については、その点の切り替えが不十分だった点にやや責任があるように思われる。
以上より、やや黒田氏には厳しいようではあるが、
黒田氏:新山=60:40
というところであろうか。
尾崎博彦@尾崎法律事務所
http://ozaki-lawoffice.jp/