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「アディダス似」４本線スニーカーの商標無効　知財高裁

・・・記事によると、本件は通販大手のニッセン（京都市）が販売するスニーカーについて、４本ラインのデザインを商標登録したところ、
アディダスが自社の３本ラインの商標と似ており無効だと訴えていたというものである。
確かにアディダスの３本ラインは有名だといえるが、特許庁はニッセンのデザインについて、類似性なしとして登録を認めたところ、
知財高裁ではこれを無効としたわけである。

無効が確定すると、ニッセンは販売するスニーカーの４本ラインのデザインを独占的に使用することができなくなるわけだが、これで
直ちにそのスニーカーの販売ができなくなるわけではない。
記事を読んだ限りでは、あくまでも登録商標が無効となったわけであって、４本線のスニーカーの販売がアディダスの商標を侵害した
としているわけではないからである。

もっとも、この判決を受けて、アディダスが４本線のデザインの入ったスニーカーの販売を差し止める請求まで起こすのかは、
今後注目されるのではないだろうか。