(Q&A2の追記)支払代行のリスク
本稿は、先日アップしたQ&A2の追記となります。
そちらもご参照ください。
(追記)
先日、債務整理等をしていた法律事務所が、破産手続の
開始決定を受けたとの報道がありました。
債務整理事件を手がけていたスマート弁護士法人(大阪)が破産 https://news.yahoo.co.jp/articles/6580af303b8dfca5f077a9adaa3e089ccc086934
記事にあるように、件の弁護士法人は、債務者から
返済原資を預かり、それを各債権者に返済する弁済
代行業務を行っていたところ、預かっていた弁済原資を
従業員が横領したことで債権者に対する弁済ができなく
なってしまったようです。
このように、弁済代行に委ねると、弁済原資が債権者
への弁済に使用されなかったときに、債務者としては
払ったつもりの債務が残ってしまうリスクがつきまとうわけです。
大々的に債務整理等を宣伝している事務所の多くは,
任意整理の依頼に際して支払代行を勧めているようです
が、債務者の皆様はこういったリスクもあることを認識して
おくべきでしょう。